この間、実は何度かイングランドに渡ったマリノさんから連絡が届いていました
今年からイングランドへ渡ったLくん
今シーズンが始まり1カ月足らずで10得点で現在得点王
さて、ここに至るまでにはこんな裏話が・・・
その1か月前です。こんな連絡も来ていました
「公式リーグが始まり、毎週サッカーの試合です。もちろん1試合なのですが、クラブのリーグが上がったのでのっけから結構当たりの強いチームと戦っています。
Lは最近ストライカーのポジションを与えられ、結構しごかれて、いまいち思うように動けていない感じが否めず苦労しています。
11人制で30分。他人のポジションには入らない。パスでつないでなにしろ打つ、というヨーロッパスタイルを徹底してくるのがU-12くらいからなのかもしれません。態度が悪い選手はチームで罰金を払う制度もこの年齢からのようで厳しいです。
先週から、私達親にもコーチからLのプレーについてのアドバイスをされ、意外に親としては辛いところだったのですが昨日の試合の後に
「Lはこのチームの中でも断トツ。生まれながらのサッカーの才能があるから、13~14歳になったらきっと素晴らしい才能を発揮すると思う。だから、今、イギリスのサッカーを徹底して練習してほしい。ちょっと大変だけど今が頑張りどころ。」
と言われました。
『Lは素晴らしいチームメーカーだ』と。
この時に私達夫婦が幕別札内FCで出逢った指導者や仲間、親御さんたちの顔を思い浮かべないはずはありません。
みなさんのお陰で長く続けられたのは紛れもない事実です。
Lが、この先どんなふうに成長するかは分かりません。ひょっとしたらやめちゃうかもしれないし、でも今の時点では、良い仲間に出会ったから今のLがあると思っています。
幕別札内スポーツクラブの方針、モチベーションは世界に通用するんだと確信します。
嬉しい言葉を頂いたので、そんな基礎を固めてくれたみなさんへお伝えいただけると幸いです。」
そして、その1ヶ月後に絶好調!
「チームワークが固まってきた各プレーヤーが、其々の仕事をこなしているからLのところにボールが回ってくるんです。U-11になってあっという間に、ヨーロッパスタイルのプレーがベースになった試合展開です。」
とのことです。
以上のような嬉しいお便りを皆さんにお伝えさせていただくとともに・・・
ヨーロッパにしっかりと根付いている目先の勝利ではない指導者の確かな想い、一人ひとりの長所を認める地域力、そしてこれらを含めた本物の「スポーツ文化」を感じます
文化はすぐにできないから「文化」
焦らずあわてず目先の利益にとらわれず・・・理念を追求していきたいと、改めて思います